ドクターヘリに乗って患者のもとに向かうドクターにとって強い味方は、いっしょに行くフライトナースです。
フライトナースは、ドクターが「○○○!」「×××とって!」と言われてすぐ用意するのですが、でも、ぎりぎりの現場では、指示を待っていては間に合わないようなことだらけ。だから現場に向かうヘリのなかで、ドクターになにを言われても、さっとわたせるように、どんどん準備をすすめていくんです。
たとえば「患者は五歳、男児!」と聞いたら、子供用の救急セットを準備したり、「患者の意識はありません!」ときたら、「ドクターはノドに呼吸用のチューブを通す、気管挿管をするな」と判断して、その準備をはじめたり。だからフライトナースも専門の知識が必要なんですよ。
狭いヘリの中では、限られた治療用具をところ狭しと詰め込んでいるので、どこになにがあるのか、ぜんぶわかっているのは、実はドクターではなくナースだったりするんですね。
フライトナースはそれだけでなく、いざってときのためにヘリの緊急脱出の訓練をしたり、飛行中は周囲の障害物を確認したり、また、患者といっしょに病院に連れて来られない家族のために、連絡先を聞いたり病院の場所を教えたりと、大活躍です。
もちろん男性のフライトナースも大勢いますよ。フライトナースを目指すみなさん、がんばってくださいね!