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ああ、もう、いやになっちゃったなあ。 |

コッシー |

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しょげちゃって、どうしたの、竜胆。 |

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こんど、苦手な算数のテストがあるんだ。がんばって、勉強してきたけど、どうしても自信なくて。もう、テストのない国へ行きたいよ。 |
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なんだ、そんなことか。じゃ、自信が持てる忍術、おしえようか? |
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えっ、そんなの、あるの!? おしえて、おしえって。わたしなんか、いつだって自信ないんだから。 |
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あら、わたくしはそんな忍術は必要ないわ。自信がありすぎて、こぼれちゃってこまるくらいだもの。 |
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はいはい。じゃ、竜胆と三香におしえてあげるね。テストでも試合でも、どんな時でも、勝負!って時は、女子は右のてのひらに「勝」という字を、刀印で書いて、その字を飲むこと。男子は左のてのひらね。つまり、字を飲むまねをするの。でも、まねをしていると思っちゃだめ。ほんとに「勝」を飲んだ気持ちになってね。そうすれば、自信が持てて、勝負に勝てるよ。
刀印 |
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わあ、ほんと? やってみよう〜。 |
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あ、そういえば、わたくし、旅行に行くんだけど、船が苦手なの。嵐にあって、船がしずんだりとかしないような忍術とかある? |
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あるよ。その時は、「天」という字か、「龍」という字を書くといいよ。この時大切なのは、イメージすること。天と書くときは果てしない空をこえてゆくイメージ。龍と書くときは、龍が雄大な海をこえてゆくイメージを浮かべてね。それで、OK! |
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じゃ、悪者に襲われそうな時はどうすんだ? ライバルに勝つには? |
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わ、また来たの、霧生丸。 |
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うん。前回のリベンジだ。 |
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なんのリベンジだよ。 |
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悪人に襲われそうな時は、「王」の字。悪人だらけのところへ行く時は「 」を書けばいい。ただし、自分が正しい時しか効かないけど。あと、ライバルっていうのは、恋敵かな? 霧生丸。 |
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まあ、そうかな……。 |
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だれだよ、そいつ。 |
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うっせえなあ。だれでもいいだろ。な、コッシー、恋敵の場合、どうすんだよ? |
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その時は、やっぱり「天」か「王」かな。つまり、正々堂々とずるいことをしない覚悟があれば、天や王の字がパワーをくれるよ。 |
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よっしゃー!!  |
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それじゃ、なんでも効く字ってないの? |

コッシー |

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なんでも効くっていう字はないけど。たいていはカバーできるよ。今まで出てきた字をふくめて、全部で十字のパワーをもらう十文字の秘法というのがあります。 |

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じゃ、今日は、十文字の秘法の修行です!
「表」にしておいたから、みんなも、その時々にパワーをくれる秘法をやってみてね。字を書いて飲む。あるいは、じゅうぶんにイメージを浮かべれば、書くだけでも効き目があります。
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