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リアリティある虚構を構築するために、作者は随所に確かな知識をこの作品に盛り込み、もう一つの東京を創り上げている。
今まで読んだことのない物語なのだが、どこかで出会った気がする。ふと思い出した。私の学生時代、昭和30年代の東京。
私が多く「江戸」を舞台に書いたように、彼は、昭和の「東京」でそれをやってのけている。虚と実の、絶妙のバランス感覚で。
じつに面白い!! 大拍手を送る!
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これはいったいどういうものなのだろう。
近頃のライトノベルは侮れない、とは聞いていたけれど、「ゆずはらとしゆき」という人はそれをとんでもない分野に化けさせようとしているようだ。
ちなみに一九六〇年は親父が卒中で斃(たお)れた年で、だから僕の子供時代は三十年代と同義で終了した。
この作品のメインの時代設定、昭和三十八年には僕は高1で、『高校三年生』のメロディをバックに文化祭でフォークダンスを踊っていた。これらの年に戦前という時代と昭和二十年とを重ね合わせて仮構した妖しい年輪に、「天才ゆずはら」は何を語らせたいのか。「偽史」も「架空年代記」も今は流行りのようだが、これを読むと次のことだけは言える。
「半端なものは、これからはもうやめたほうがいい」。
あと、toi8さんのイラストもすばらしい。時代、なのか。同じ絵描きとして、僕はかなりツラい。
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幻視者たちが放った呪的な爆弾。
言葉(テキスト)が細部を生み、
風景(イラスト)が空気を宿し、
グラウンド・ゼロからたちあがるのは、いかがわしくも懐かしい逢魔の都。
どうして? と、ぼくは自問する。何時から、こちら側にいるのだろう。
虚構が現実と交合うあの都にこそ、ぼくらは、生まれていたはずなのに。
サァ、還ロウ。皆、ツヅケ。
アノ反世界ヘ、越境セヨ!
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はっきり言って凄いです。
凄い、以外の言葉がでてきません。
見ないと損ですよ!!
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ゆずはらさんの昭和世界とtoi8さんの透明感のある色は万華鏡を覗きこんでいるような心地よさでした。
<01>かわいいです!
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