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東浩紀のゼロアカ道場
第一回関門 第二回関門 第三回関門 第四回関門 結果 第四回関門 レポート 第六回関門
東浩紀のゼロアカ道場 第四回関門 文学フリマ共同開催!
BL・やおい 文学研究所
斎藤ミツ 文尾実洋
最終批評神話
峰尾俊彦 村上裕一
project1980
やずや・やずや 三ツ野陽介
Xamoschi
藤田直哉 井上ざもすき
形而上学(めたふぃじかる)女郎館
雑賀壱 筑井真奈

東浩紀のゼロアカ道場 第四回関門結果発表!

順位チーム名参加者東浩
紀点
太田
克史
販売
部数
時間点合計点
1位project1980やずや・やずや三ツ野陽介2007050078848
2位最終批評神話峰尾俊彦村上裕一18055500112847
3位形而上学女郎館雑賀壱筑井真奈706550021656
4位BL・やおい文学研究所斉藤ミツ/文尾実洋504050054644
4位フランス乞食(道場破り)坂上秋成/山田あづさ1003050014644
6位文芸空間(道場破り)天野年朗/松平耕一70204570547
7位筑波批評社(道場破り)シノハラユウキ/塚田憲史80404210541
8位Xamoschi藤田直哉井上ざもすき5004730523

第四回関門通過者

やずや・やずや
三ツ野陽介
峰尾俊彦
村上裕一
雑賀壱
筑井真奈
斉藤ミツ
坂上秋成

東浩紀のゼロアカ道場 第四回関門 採点基準の変更について

 第四回関門の通過者について、当初は3チーム計6名の通過を予定しておりましたが、文学フリマ当日の状況により、計8名の通過とさせていただきました。

 経過をご報告させていただきますと、当日13時の時点で3チーム以上が同人誌500部を売り切ることが予想できたため、急遽時間点を導入し、同人誌が売り切れた時刻から文学フリマ終了までの残り時間を1分につき1点とし、売り切れたチームに加点いたしました。
 時間点を導入したのは、結果的に東浩紀点と太田克史点のみで合否が決まってしまうという事態を避けるためです。

 結果「やおい・BL文学研究所」と「フランス乞食」チームが同得点4位となりましたので、各チームより1名、それぞれのチームが制作した同人誌に対する貢献度が高い者を東浩紀・太田克史両者の協議によって選抜し、関門通過者といたしました。

講談社BOX 東浩紀のゼロアカ道場事務局

東浩紀のゼロアカ道場 メッセージ

東浩紀のゼロアカ道場、第四回関門を終えて

11月9日の文学フリマにおける「東浩紀のゼロアカ道場」は、事件でした。

少なくとも、僕という夢見がちな編集者の秤を越える大成功でした。

全8チーム中、5チームが500部を完売。

あの一日だけで批評同人誌が実に3800部以上売れたことになります。文学フリマへの来場者数は1800人を越え、(大きな混乱がなくイベントが進行できたのは、文学フリマの参加者の皆さん、そして文学フリマスタッフの皆さんのおかげです。ありがとうございました!)文学フリマ事務局代表の望月倫彦さんから伝え聞いたところでは、会場となったホールの歴代入場者数レコードを打ち立てたようです。

素晴らしすぎると言ってもよいこれらの結果は、事前には僕を含めた誰ひとりとして予想しないものでした。

それは、当日集まって下さった“あなた”がたが巻き起こした、批評を信じる力のうねりのおかげです。この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。

そして、これは個人的な感想ですが、今必ずしも文学や批評が衰退しているわけではなく、僕のような編集者に代表される、文学関係者、批評関係者こそがそれらの衰退「ムード」を招いている元凶なのだという思いを新たにいたしました。その思いから発する反省と反撃は、今後の僕に課せられた課題でもあります。

さて、今回の関門では、人が人を選ぶ、ということについて改めて自分なりに真剣に向き合わせていただきました。僕が当日の朝に発表した配点については、実は、あるチームへの評価に関して一度「これ!」と決めた点数を、前日、ほとんど一睡もしない状態で検討に検討を重ねたりしたものです(結局、それは揺らがなかったわけですが)。

そして、もちろんそれ以上のぎりぎりの艱難辛苦を、道場主である東さんはこの数ヵ月間、絶え間なく味わっていたはずです。人が人を選ぶ、ということは選ぶ側と選ばれる側のお互いにとって紛れもない真剣勝負なのです。

とくに、今回の「東浩紀のゼロアカ道場」におけるその戦いは、通常のコンクール形式の戦いではありません。それらのコンクール形式の戦いでは、いわば審査員は後方の司令部に陣取っての戦いとなるわけですが、この「東浩紀のゼロアカ道場」は、道なき道を駆けめぐる“現場”の戦いです。東さんと僕は、そこで小隊長役と軍曹役を演じつつ、臨機応変の判断で“現場”に立って戦い続けています。そして第一回関門のときから我々の指揮に一貫しているのは、道場生たちの「可能性」を可能な限り試すという方向で選抜する態度です。今までの関門で、つねに定員を上回る人数を通過させているのはその態度の端的な現れでもあるでしょう。なぜなら、そこで我々が希求しているのは「道場生の可能性」のみならず、そこから見え隠れしてくる「批評の可能性」ですらある、とあえて大見得を切って信じているからです。こんな馬鹿なこと、東浩紀と太田克史じゃなきゃきっと誰もやりやしません。

そして、公平性や確率論の世界からは才能は現れない。

時代遅れかもしれませんが、僕は編集者として心からそう信じるものの一人です。今回の企画は「東浩紀のゼロアカ道場」であって、「ゼロアカ道場」ではないのです。ですから、最後は、仏教説話でいうところの拈華微笑の世界で、神ならぬ東浩紀が人として人を選ぶほかない。そしてそれはかつて、柄谷行人や浅田彰から選ばれた東浩紀という人の責務でもあるのかもしれない。だがしかしそれはたいへんにストレスフルな、連続するぎりぎりの決断の果てに現れてくる世界でもあることでしょう。そして僕は、この数ヵ月間、そのぎりぎりの領域で真摯に悩み続けている東さんの苦悩を信じたいと思います。また、この文章を読んでいる“あなた”も、最終関門が終了し、次世代の批評家が我々の前にその姿を現すまで、できれば僕と気持ちを同じくしていただきたいと思うのです。

東浩紀のゼロアカ道場、次回は、いよいよ第五回関門です。テーマは、公開シンポジウムです。それはおそらくは今回の伝説の文学フリマを上回る、最高の盛り上がりの“祭り”になることでしょう。その舞台で繰り広げられるのは、リアルスペースとサイバースペースとが混じり合った、世界でも初めてとなる新しい言説空間です。

その出現を目撃するのは、“あなた”です。

講談社BOX部長 太田克史

2008年11月9日に行われる第7回文学フリマにおいて、2人1組となり、
《A5版・表紙4Cカラー・本文1C96ページ・定価500円》の評論同人誌を制作し、自ら売り子となって販売せよ。
刷部数は500部とし、「東浩紀点+太田克史点+販売部数」の合計点上位3組(6人)を関門通過者とする。【注1】

各組には、文学フリマで特設ブースがひとつ割り当てられる。
各組には、宣伝用にはてなダイアリーのブログがひとつ割り当てられる。
各組には、所定の制作費が支給される。【注2】
各組の同人誌制作風景は、講談社BOX編集部により撮影され、ウェブで公開される。

内容は、広義の「評論」であれば、制限はいっさいない。誌面構成も自由。
なお、この関門においては「道場破り」が認められる。
ゼロアカ参加者以外も、別途発表の条件を満たせば、この関門に参加しみなさんと同じ条件で闘うことができる。
第4回関門通過者の6人が、全員いまここにいる10名から選ばれるとは限らない。
ひとりも残らない可能性もあるので、心してかかるように。

【注1】採点方法について
東浩紀持点=100×(5+道場破り申請組数)
太田克史持点=40×(5+道場破り申請組数)

とし、東と太田はその持点を参加組全体に割り振るかたちで採点する。
たとえば、道場破りの申請が3組から寄せられた場合、東の持ち点は800、太田の持ち点は320となる。
東と太田は、その合計が持ち点数を超えないかぎり、どの組に何点を入れるかは完全に自由である。

【注2】制作支援について
詳細は、別途配付資料参照のこと。

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